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ヤシオオオサゾウムシ
ヤシオオオサゾウムシ(椰子大長象虫、学名 ''Rhynchophorus ferrugineus'')は、コウチュウ目(鞘翅目)ゾウムシ上科オサゾウムシ科に分類される昆虫の一種。 東南アジアとオセアニアの熱帯域に分布する大型のゾウムシで、ヤシ類を枯死に至らしめる害虫として知られる。20世紀末頃からは日本の西日本、中東、ヨーロッパ各国まで分布を広げており、外来種としても警戒されている。
== 特徴 == 成虫の体長は30mm-40mmほどで、オオゾウムシよりさらに大型である。体はやや上下に平たく、体表にはあまり凹凸がない。体色は背面がつやのない橙色、腹面がつやのある黒色をしている。前胸部は卵形で、背面に黒い斑点が数個現れるが、模様は個体差があり様々なパターンが存在する。 鞘翅は黒く縁取られ、縦溝が走る。脚はがっちりしていて、脛節の末端に内向きの鉤爪がある。掴まる力も強く、指などにしがみつかれると鉤爪が食いこんで痛みを感じるほどである。 大型で鮮やかな体色のため、近縁種が居ない日本やヨーロッパなどでは容易に同定できるが、新しく侵入した地域では文献が追いつかず、図鑑などに記載されていない場合がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤシオオオサゾウムシ」の詳細全文を読む
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