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ヤシ酒とは、ヤシから採れる液体 を醗酵させて作った、醸造酒の総称である。この醸造酒のヤシ酒は、パームワイン(Palm wine)とも呼ばれる。ただし、同じヤシの仲間のシュロを原料とした醸造酒であるシュロ酒は、トディ(Toddy)と呼ばれて区別される場合もある。また、醸造酒のヤシ酒を蒸留して作った蒸留酒も存在し、それもヤシ酒と呼ぶ場合もある。なお、これらのヤシ酒の生産によって、幾つか種のヤシが絶滅寸前に追い込まれるなどの悪影響が出ている 〔 C. Michael Hogan. 2008. Chilean Wine Palm: Jubaea chilensis, GlobalTwitcher.com, ed. N. Stromberg 〕 。 == 醸造酒のヤシ酒 == ヤシ酒は、東南アジアやアフリカの赤道付近で比較的有名な酒であるものの、地域によって呼び名は様々である。例えば、ナイジェリアでは「emu」や「oguro」、コンゴでは「nsamba」や「malafu」、ガーナでは「nsafufuo」、インドの南部では「kallu」、スマトラ島の北部では「tuak」、ボルネオ島では「goribon」や「tuba」、フィリピンでは「tuba」と呼ばれている。また、上記の地域から外れるが、メキシコやマリアナ諸島でも「tuba」と呼ばれている。なお、トディ(シュロ酒)は、主にスリランカやミャンマーなどで消費されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤシ酒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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