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ヤセル・アル・ハビブ : ウィキペディア日本語版
ヤセル・アル・ハビブ
ヤセル・アル・ハビブアラビア語: ياسر الحبيب, )はクウェート出身でロンドンに住むイスラーム教シーア派の聖職者(cleric)。
2004年の''International Religious Freedom Report''によると、ヤセル・アル・ハビブは2003年12月の録音テープにおいて、イスラーム教スンナ派に批判的な言動を行っている。それを聞いたスンナ派に属する過激派は、2004年にスンナ派のモスクの外でシーア派を批判するビラを配るなど、対立姿勢を強めている〔
International Religious Freedom Report 2004 - Kuwait
〕。
== 背景 ==

イスラーム教は成立のかなり初期に、指導者の正当性を巡ってシーア派スンナ派に分裂している。シーア派は、第4代正統カリフアリー・イブン・アビー・ターリブの息子を正当とする立場の宗派である。アリーは預言者ムハンマドの娘婿であり、その息子は預言者の孫である。それに対して初代正統カリフアブー・バクルや、第2代正統カリフのウマル・イブン・ハッターブは預言者の血縁ではないことから、シーア派信者の中には、アブー・バクルやウマルを、後継者位を簒奪した人物であるとして批判する人が存在する。
シーア派はイランを中心に盛んな宗派である。クウェートではスンナ派が主流であるが、人口の30%がシーア派である〔外務省中東第二課 クウェート国概況 、2008年8月〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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