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ヤツデヒトデ : ウィキペディア日本語版
ヤツデヒトデ

ヤツデヒトデ (''Coscinasterias acutispina'') は、日本沿岸で普通なヒトデの1種。腕が8本前後ある。
==概要==
名前の通り、腕が8本前後あるヒトデである。また、頻繁に分裂によって無性生殖し、そのたびに腕を再生するので、腕の大きさが不均等な個体が多い。全身に棘が多く、色彩には変異が多い。
日本沿岸では北部を除いて普通種である。底生動物を捕食し、特に有用貝類を捕食する天敵として知られる。養殖漁業の重要な外敵と考えられ、警戒されている。
名前は腕が8本あることによるが、実際にはこの名にはもう少し由来がある。ヒトデの古名はタコノマクラ・ヒトデ・ウミモミジなどが江戸時代より知られ、確定は遅かった。そんな中、ヒトデの異名に「五ツ手」などもあった。これに対してこの種を指す名に「ヤツデ(八つ手)」が『本草綱目啓蒙』などに見える。これらは時にヒトデの異名として、しかし詳しくはこの種の名として使われ、それがそのまま現在の和名に引き継がれたらしい〔磯野(2006)p.56-57〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヤツデヒトデ」の詳細全文を読む



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