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ヤドリギ(宿り木)は広義にはヤドリギ類 (Mistletoe) の総称的通称だが、狭義には特にそのうちの一種、日本に自生する ''Viscum album'' subsp. ''coloratum'' の標準和名である。 狭義のヤドリギ ''Viscum album'' subsp. ''coloratum'' は、セイヨウヤドリギ ''Viscum album'' ()の亜種である。この項目ではViscum albumとその亜種について解説する。 なお、学名はラテン語により、「白い(album)宿り木(viscum)」の意。 従来はヤドリギ科に属すとされていたが、現在(APG植物分類体系)はビャクダン科に含められている。 ==特徴== ヨーロッパおよび西部・南部アジア原産。半寄生の灌木で、他の樹木の枝の上に生育する。30-100cmほどの長さの叉状に分枝した枝を持つ。黄色みを帯びた緑色の葉は1組ずつ対をなし、革のような質感で、長さ2–8センチメートル、幅0.8–2.5cmほどの大きさのものが全体にわたってついている。花はあまり目立たない黄緑色で、直径2–3cm程度である。果実は白または黄色の液果であり、数個の種子が非常に粘着質なにかわ状の繊維に包まれている。 全体としては、半ば宿主の枝から垂れ下がって、団塊状の株を形成する。宿主が落葉すると、この形が遠くからでも見て取れるようになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤドリギ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Viscum album 」があります。 スポンサード リンク
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