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ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビ(大和沼蝦、学名:''Caridina multidentata'')は、エビ目(十脚目)ヌマエビ科に分類されるエビの一種。インド太平洋沿岸の河川に生息する淡水生のエビである。日本産ヌマエビ科の中では大型種で、ペットとしても人気がある。学名は ''Caridina japonica'' が長く用いられてきたが、2006年に ''C. multidentata'' の記載が明らかになり、''C. japonica'' はシノニムとなった〔Yixiong Cai, Peter K. L. Ng, Shigemitsu Shokita, and Kiyoshi Satake"On the species of Japanese Atyid shrimps (Decapoda: Caridea) Described By William Stimpson (1860)" Journal of Crustacean Biology 26(3):392-419. 2006〕。
== 形態 == 成体の体長はオス35 mm・メス45 mmほど。メスは大きいものだと50 mmを超えることもある。メスの方が大きくて体色が濃く、体つきもずんぐりしている〔長崎県環境部自然環境課 編『ながさきの希少な野生動植物』(解説 : 三矢泰彦)2001年発行〕〔『レッドビーシュリンプとその仲間』 アクアライフ編集部〕。複眼は黒く、ヌマエビ類としては大きい。複眼の間にある額角はわずかに下向きで、鋸歯状の棘が上縁に11-27個、下縁に4-17個ある。5対の歩脚は短くがっちりしていて、このうち前の2対は短く、先端に小さな鋏がある。 体色は半透明の淡青色-緑褐色で、尾の中央に三角形の黒い小斑、尾の両端に楕円形の黒い斑点がある。体側には線状に赤い斑点が並ぶが、オスは点線状(・・・)、メスが破線状(- - -)である。また、個体によっては背中の真ん中に黄色の細い線が尾まで走る〔内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・1999年重版 北隆館 ISBN 4832600427〕。 スジエビやテナガエビ類は脚や眼柄、額角が長い。トゲナシヌマエビは体型や生息地が似ているが、やや小型で体側に斑点がないので区別できる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマトヌマエビ」の詳細全文を読む
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