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ジョグ(JOG)とは、1983年3月にヤマハ発動機より発売された、主に若者層を対象としたスクータータイプのオートバイである。 ==概要== 1989年発売の第3世代モデル(CY50型)は、新採用のメットイン機能とともに、イギリスの人気美形バンドブロスが出演したコマーシャルでおなじみとなった。日本メーカーが最も長く継続生産しているスクーターシリーズとして、2010年代の現在も数車種が生産されている。 2ストローク型JOGシリーズの原動機は大きく3世代に分けられる。その世代分けは、初代と2代目の通称「縦型」、3代目と4代目の通称「横型」(3KJエンジンとも呼ばれる)、5代目以降は通称「排ガス規制」となる。3世代目以降からはメットインとなり収納力が増えた。3世代目エンジンは基本的に横型をベースにしているため、ミッションのパーツをはじめ、ほぼすべてのパーツに互換性がある。これはJOGシリーズの原動機がヤマハの同クラスのスクーターにほぼそのまま流用されているためで、JOG Aprio(ジョグアプリオ)やJOG Poche(ジョグポシェ)などの派生車種だけでなく、縦型ではチャンプやエクセルやBW'S・GEAR、また横型ではビーノ、また原付2種用であるJOG90系エンジン(3WF)や、グランドアクシス系エンジン(B109E)でも同様に大部分のパーツに互換を持っている。このため、スクーターチューンにおいては『互換性のヤマハ』という定説が存在する。 なお6代目の途中からは全車両における生産の拠点を台湾(YMT)に移転させている。 2007年10月12日にフルモデルチェンジされた7代目〔からは、自動車排出ガス規制強化によりエンジンはVOXをベースとした水冷4ストローク・SOHC3バルブエンジンに変更され、燃料噴射装置や触媒なども装備されている。なお前輪ディスクブレーキ装備の上級モデルであるJOG Deluxe(ジョグデラックス)も同年12月に追加され、2009年1月15日には7代目の派生車種となる ZR が発売された〔ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2009年1月6日発表 「ジョグ CE50ZR」 〕。2015年10月20日にモデルチェンジされ8代目となり、エンジンのセッティングが適正化され燃費と出力が向上している〔ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2015年9月8日 「ジョグ CE50」 〕。 現在の日本向けJOGは台湾ヤマハで生産されているが、台湾生産車は50ccだけでなく50cc超のモデルも日本国外に展開されており、JOGのブランドで発売されている車両は日本国外にも存在するが、エンジンや車両は完全に日本国内向けとは路線を変えたものとなっている。(マカオは除く) 2010年現在も台湾での現地仕様車は日本のJOGブランドとは異なる車種が販売されており、さらに欧州でも異なる車種が発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマハ・ジョグ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yamaha Jog 」があります。 スポンサード リンク
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