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ヤルムークの戦い[やるむーくのたたかい]
ヤルムークの戦いは、ヨルダン川の支流ヤルムーク川で、正統カリフが東ローマ帝国とその同盟国であるガッサーン朝に勝利し、シリア地方の支配を決定的にした戦いである。 == 経過 == 砂漠の戦いに慣れた正統カリフのアラブ軍は、砂嵐に乗じてまず同じアラブ人のガッサーン朝の軍を突き崩して東ローマ軍を包囲し、三角州に追い詰め、敵軍を次々川に払い落として行った。川を渡った者もアラブ騎兵が追撃し、多くを打ち取った。東ローマ軍は、指揮官テオドロスをはじめ、半数が戦死し、シリア軍団は壊滅した。 この戦いの後、正統カリフはエルサレム、アレッポ、アンティオキアといった、主要都市に駐屯する東ローマ軍を殲滅し、ヤルムークから1年後にシリアを制覇した。ハーリドはこの戦いの後、北上してアナトリアに攻め込みヘラクレイオスが率いる軍勢を打ち倒し、東アナトリアとアルメニアを占領した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤルムークの戦い」の詳細全文を読む
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