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ヤードレー・オブ・ロンドン : ウィキペディア日本語版
ヤードレー・オブ・ロンドン
ヤードレー・オブ・ロンドンYardley of London)は、世界で最も古い化粧品香水およびトイレタリー製品製造会社。1770年に創立された。ヤードレーは20世紀初頭まで石鹸および香水製造者として第一人者であり、1910年までにロンドンボンド・ストリートに移転、1921年には王室御用達となった。今日ヤードレーは2つの製品が御用達の指定を受けている〔Interview with Mike Jatania by Jonathan Guthrie of the FT 〕。
==歴史==
ヤードレーは1851年の万国博覧会に出品、水晶宮に製品を展示した。当時はヤードレー・アンド・ステーサム (''Yardley & Statham'') として知られていたが、同年にヤードレー・アンド・コーポレーション (''Yardley & Co.'') と改名している。ヤードレーは石鹸や香水を展示したが、その中でもオールド・ブラウン・ウインザーと呼ばれる石鹸はウィンザー城の絵が浮き彫りにされ、同社が始めて生産した石鹸の一つであった。
ヤードレーの代表的な香水はイングリッシュ・ラベンダーであり、同製品は1873年に発売された。イングリッシュ・ラベンダーはヴィクトリア朝時代にイギリスで人気が高まり、1880年代にはアメリカ合衆国にも輸入され、アメリカの一般家庭でも人気を博した。ヤードレーが製品に使用するラベンダーは''Lavandula angustifolia''の一種であり、それらはヤードレーのために特別にイングランド南部で栽培されている。ヤードレーが使用したラベンダーの品種は、いくつかの素晴らしい品種の中から1930年代に探し出されて選択されたものであった。
20世紀への変わり目において、ヤードレーの石鹸と化粧品の人気は急上昇し、同社は1910年にロンドンのボンド・ストリートに小売店を開店した。当初は新ボンド・ストリート8番地に位置していたが、その後旧ボンド・ストリート33番地に移転した。
1913年にヤードレーはフランシス・ホイートリーの「ロンドンの叫び」シリーズの中の「花売り達」から新たなロゴを採用した。絵の中では花売り達が黄色いサクラソウをかごに入れているが、ロゴではそれがラベンダーに差し替えられている。
1967年、イギリス人モデルのツイッギーがプロモーションに採用された。ヤードレーは「ツイッギー・アイラッシュズ」「ツイッギー・ペイント」などの製品を発売し、その販促活動に彼女をフィーチャーした。ヤードレーは「スウィンギング・ロンドン」を象徴する存在となり、1960年代のイギリスの若者文化、ミニスカートやカーナビー・ストリートモッズファッションに関連していた。
イギリスの第5位の富豪、インド人のジャタニア家が2005年10月にヤードレーを6000万ポンドで買収し、同社とローナミードを統合した〔Lall, Rashmee Roshan (May 3, 2006). "Jatanias buy America's biggest hair-care brands" . ''Times of India''.〕。
ウィプロは4550万ドルでアジア、中東、オーストラリア、および北アフリカ、西アフリカの市場でヤードレーを買収した。2012年8月にウィプロはイギリスおよびヨーロッパにおけるヤードレーをローナミードから買収した。しかしながらドイツおよびオーストリアでのヤードレーのブランドの権利はローナミードが保有している〔Deepti Chaudhary and K. Raghu. "Wipro buys some Yardley businesses for $45.5 million" . livemint.com. November 6, 2009〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヤードレー・オブ・ロンドン」の詳細全文を読む



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