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ユナイテッド航空173便燃料切れ墜落事故 : ウィキペディア日本語版 | ユナイテッド航空173便燃料切れ墜落事故[ゆないてっどこうくう173びんねんりょうぎれついらくじこ]
ユナイテッド航空173便燃料切れ墜落事故(ユナイテッドこうくう173びんねんりょうぎれついらくじこ)とは、1978年12月28日午後6時15分(太平洋標準時、PST)ごろ、ユナイテッド航空のダグラスDC8型機が燃料切れ状態でオレゴン州ポートランド近郊の森に墜落した事故である。乗員乗客合わせて10人が死亡した。 着陸するために車輪を出した際に、脚下げ位置指示灯(ダウンロックインジケータ)が点灯しなかったため、クルーはこの原因調査、および緊急着陸を行ったときの手順などについて検討していた。このとき、残燃料が少なくなっていることを失念してしまったものと推定されている。 == 概要 == ユナイテッド航空173便(機種:ダグラスDC-8-61、機体記号:N8082U)は当日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発して、途中デンバーのステイプルトン国際空港を経由し、オレゴン州ポートランド空港が最終目的地だった。飛行に支障となる天候上の障害はなかった。 ポートランド空港への進入段階となり、ギアダウンを行った際に、ゴツンという大きな音がして機首が右に振れた。また、コックピット内にある主脚のダウンロックインジケータの緑ランプが点灯しなかった(前脚のインジケータは緑点灯した)ので、直ちに着陸を取りやめて旋回に入った。その後、車輪が降りて確実にロックされているかを目視によりチェックしたり、最悪の場合には胴体着陸となる可能性を考えての処置やキャビン乗客への通知、その他の準備を行い最終着陸態勢に入ったが、ポートランド空港の東南東6海里の地点で燃料が無くなり墜落した。燃料が無かったので火災は発生しなかったが、乗員乗客189名中、航空機関士、客室乗務員1名、および乗客8名の計10名が死亡した。
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