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ユルドゥライ・バシュテュルク
ユルドゥライ・バシュテュルク （Yıldıray Baştürk, , 1978年12月24日 - ）は、西ドイツ (現ドイツ)・ヘルネ出身の元サッカー選手、元トルコ代表。現役時代のポジションは攻撃的MF。イルディレイ・バストゥルクとも表記される〔"イルディレイ、頂上決戦出場へ" 〕。
ドイツに生まれ育つも、トルコ代表として49試合に出場する中で2002 FIFAワールドカップでは主力として3位入賞に貢献し、また、同年にバイエル・レバークーゼンでUEFAチャンピオンズリーグ 2001-02決勝戦を戦った。
== 経歴 ==
=== クラブ ===
1960年代にトルコから西ドイツへ渡ったトルコ人移民の鉱山労働者の家庭に生まれた〔"Baştürk bidding adieu to professional football?" 〕〔"Turkey count on Vorsprung durch Technik" 〕バシュテュルクは、DSCヴェーネ＝アイケル、SGヴァッテンシャイトでのプレーがブンデスリーガ (1部) のVfLボーフムを率いるクラウス・トップメラー監督の目に留まり、引き抜かれる。1998-99シーズンにボーフムは2. ブンデスリーガへ降格し、トップメラー監督が去ることになったが、自身は留まり30試合7得点で昇格に貢献し、チームを支えるプレーでファンの人気を集めた〔"Bastürk comes of age" 〕。しかし、昇格1季目2000-01シーズンに再降格すると、恩師トップメラー監督に誘われ、2001年7月12日に移籍金290万ユーロでバイエル・レバークーゼンと4年契約を締結した〔"Leverkusen land Bastürk" 〕。
レバークーゼンでの1季目は、執拗なドリブルを武器〔にミヒャエル・バラックと共に攻撃の軸として3冠目前にまで躍進するチームに大きく寄与し、UEFAチャンピオンズリーグ 2001-02においてはUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦に初となるトルコ人選手としてレアル・マドリード戦に臨み〔"Arda fires Atletico to Champions League final" 〕、4-1-4-1システムの攻撃MFの位置で先発を務めた〔"Where are they now? Leverkusen's 2002 Champions League finalists, featuring Lucio, Ballack, Berbatov & Ulf Kirsten" 〕が、最終的に1-2で試合を落とすと、リーグ戦では勝ち点差僅か1でボルシア・ドルトムントの後塵を拝し、DFBポカールではシャルケ04との決勝戦に敗れて失意の無冠に終わった。同年の代表での活躍も相まって多くのクラブから関心を寄せられつつ、翌2002-03シーズンもレバークーゼンに残留することになったが、UEFAチャンピオンズリーグ 2002-03で2次リーグに進出する一方でリーグ戦では低迷し、降格寸前の15位でシーズンを終了した。2003-04シーズンは、リーグ戦で3位と再び躍進するチームとは違い、自身は開幕前にB型肝炎を患ったことで6週間出遅れており〔"Bastürk an Hepatitis B erkrankt" 〕、バイエルン・ミュンヘン戦において復帰及びシーズン初得点こそ挙げた〔"Comebacker Bastürk beendet schwarze Serie" 〕ものの、離脱中に頭角を現したロブソン・ポンテの存在や後半戦に定期的なふくらはぎの負傷〔"Bastürk muss nicht unters Messer" 〕により、出場機会を確保するのに苦戦していた。
セルティックFC、フェネルバフチェSKといった国外のクラブのみならず、昨季のリーグ王者ヴェルダー・ブレーメンからのオファーがありながらも、2004年6月9日に自由契約でヘルタ・ベルリンと3年契約を締結する〔"Bastürk heads to Hertha" 〕。司令塔マルセリーニョの負担軽減を期待されたバシュテュルクは、2004-05シーズン前のオーストリア合宿中において、同僚ミヒャエル・ハルトマン (en) のタックルにより、ふくらはぎを負傷したことで1ヶ月以上の出遅れとなった〔"Bastürk blow for Berliners" 〕ものの、最終的にマルセリーニョやサイドを務めるジウベルト、トールベン・マルクス (en) と共に中盤で攻撃を牽引〔"Der Bedienungsfehler" tagesspiegel.de〕〔"Stau in Mitte" 〕して4位躍進の原動力となり、6位となった翌2005-06シーズンはチームの最優秀選手に選出された〔"Alarm bei Hertha" 〕。2006-07シーズンは、昨季終了後に退団したマルセリーニョの抜けた穴を埋める為に攻撃の軸として更なる奮起が求められていた〔"Bundesliga: Bastürk ist Herthas neuer Marcelinho" 〕が、序盤早々に膝の靭帯損傷となる〔"Double injury blow for Hertha" 〕と、その後も定期的な負傷によって離脱する苦しいものとなっており〔"Bastürk fehlt Hertha erneut" 〕、また、チームとしても10位で終了する不満の残るシーズンだった。
2007年5月29日、昨季のリーグ王者VfBシュトゥットガルトと3年契約で合意する〔"Stuttgart signs Baştürk from Hertha" 〕。加入1季目こそ一定の出場機会を得ていたが、以降のシーズンは負傷に悩まされ〔"Bastürk verletzt sich wieder" 〕〔"Stuttgart Midfielder Yildiray Basturk Sustains Thumb Injury" 〕、2010年1月27日にプレミアリーグ (イングランド1部) のブラックバーン・ローヴァーズFCと2009-10シーズン終了までの契約で合意する〔"Blackburn sign Stuttgart midfielder Yildiray Basturk" 〕も、負傷が影響が長引いたために出遅れていた〔"Blackburn boss Allardyce ready to give Basturk his chance" 〕。4月24日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦で待望の初出場を飾った〔"Wolverhampton 1-1 Blackburn" BBCスポーツ〕ものの、サム・アラダイス監督に好印象を与えることが出来なかった〔"Blackburn Rovers manager Sam Allardyce unsure on midfielder Yildiray Basturk’s future" 〕為に前半終了後に交代させられており、同試合の45分の出場のみに終わった。
2010-11シーズンを無所属で過ごした後、若手を指導する為に指導者への転身を考え、2011年5月29日に「12月に33歳になるが、プロ生活から別れを告げる時だと思う」と現役引退の意向を明かした〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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