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ユングヴィ (Yngvi) または イングイ (Ingui)、イング (Ing) は、北欧神話に登場する神フレイの古い時期の名前であったと考えられている。「フレイ」というのは元々「支配者」を意味する形容語句であった〔山室 (1982b), p. 112.〕。 イング (Ing) は、タキトゥスの『ゲルマニア』に登場する神マンヌスの、3人いる息子のうちの1人の名であった〔タキトゥス, 泉井訳註 (1979), pp. 30, 33.(「2 ゲルマーニアの太古」および註)〕。 それは、北海沿岸にいたゲルマン民族の一派、インガエウォネース族の伝説的な祖先の名である〔タキトゥス, 泉井訳註 (1979), pp. 29-30.(訳註 (2) ほか〕。 さらに、エルダーフサルク(古い時代のルーン文字)にある「 ''ŋ'' 」の再建された名前でもある。 == ゲルマン語派における「Ing」 == ヤーコプ・グリムの著書『Teutonic Mythology』をはじめ、多くの研究者は、北欧のユングヴィがもともとイング(または、インゴ (Ingo)、イングイ (Ingui))と同一だった可能性があると考えた。 ゲルマン語派である古英語、ノルウェー語、デンマーク語、スウェーデン語とアイスランド語での語幹「''Ing-''」はたいていがイングワズと関連があると考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユングヴィ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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