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ユースタシー ユースタシー(eustasy)とは、土地の隆起・沈降による見かけの海水準(海面)の変化ではなく、地球規模で海水準そのものが垂直的に変位する現象を指す。つまり海水量の変動、海面そのものの絶対的な運動による海面変動をさす。これは海成段丘のような地形面や旧汀線が広範囲にわたって世界的に対比され、昔の海水準の高度がある程度一様に示されていることから言える。 また、ユースタシーはユースタティズム(eustatism)、ユースタティック運動と表記されることもあり、海岸地形でよく示される。1888年にエドアルト・ジュース( *)が初めてユースタティック(eustatic)という形容詞を使用したことが始まりとされている。
== 真のユースタシーとは ==
「真にユースタティックな海面変動」とは、前述の通り世界規模で発生し、後に挙げる氷河性海面変動が主で、火山活動により地球内部から放出される処女水など新たな海水追加によるものも含むものである。したがって、海水量の変化なしに世界的に生ずる海面変動は固体地球の運動の結果発生するので、厳密にいえばユースタティックな変動でない。しかしここではそれもユースタシーの一つとして取り上げる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ユースタシー」の詳細全文を読む
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