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ヨウ化サマリウム(II) : ウィキペディア日本語版 | ヨウ化サマリウム(II)[ようかさまりうむ]
ヨウ化サマリウム(II) (samarium(II) iodide) とは、サマリウムとヨウ素から成る無機化合物で、融点 520 ℃ の緑色の固体。組成式は SmI2。有機合成において一電子還元剤として、カルボニル化合物からケチル錯体を経る炭素-炭素結合生成反応などに用いられる〔総説: Steel, P. G. ''J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1'' 2001, 2727-2751. DOI: 10.1039/a908189e 〕〔総説: Molander, G. A.; Harris, C. R. ''Chem. Rev.'' 1996, 96, 307-338. DOI: 10.1021/cr950019y 〕。 == 調製 == ヨウ化サマリウム(II) はヨウ化サマリウム(III) (SmI3) の熱分解で生じるが、実験室的に調製する場合は無水THF中で金属サマリウムの粉末に 1,2-ジヨードエタン〔Girard, P.; Namy, J. L.; Kagan, H. B. ''J. Am. Chem. Soc.'' 1980, ''102'', 2693-2698.〕 またはジヨードメタン〔 を作用させて THF溶液として調製、保存する。市販品として、暗青色のTHF溶液 (0.1 M) が入手可能である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨウ化サマリウム(II)」の詳細全文を読む
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