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ヨーヨーダイン : ウィキペディア日本語版
ヨーヨーダイン
ヨーヨーダイン()とは、フィクションの世界と現実におけるいくつかの企業の名称である。
==トマス・ピンチョンの作品==
ヨーヨーダインは作家トマス・ピンチョンの作品『V.』で登場し、『競売ナンバー49の叫び』においてスポットをあてられた軍需企業である。〔Thomas Pynchon, ''V.'', J. B. Lippincott (1963) 三宅卓雄・伊藤貞基・中川ゆきこ・広瀬英一・中村紘一(翻訳) 『V.』国書刊行会 (1979)〕 〔Thomas Pynchon, ''The Crying of Lot 49'', J. B. Lippincott (1966) 志村正雄(翻訳)『競売ナンバー49の叫び』筑摩書房(1992)〕後者の作品中において「航空宇宙産業における最大手」とされる。第二次世界大戦を経験した退役軍人であるクレイトン・「ブラッディー」・チクリッツによって創業された。カリフォルニアの架空の都市であるサン・ナルシソに巨大な製造工場を持つ。
1940年代の終わりごろ、チクリッツ玩具会社を操業するチクリッツは、子供向けのジャイロスコープ玩具に進出しようとしていたが、ジャイロコンパス等の用途に応用することで、政府向けの新たな需要を見出せることに気付いた。そこで、チクリッツは政府向けのジャイロスコープの製造を開始したが、やがては測遠器、通信設備を手掛けるまでに事業を拡大させた。さらに、チクリッツは事業の拡張、買占め、合併を推し進め、10年もしないうちにシステム管理、航空機機体、推進機、制御システム、地上設備を手掛ける関連企業の帝国を築くまでに至った。
ダイン」(dyne)とは、「力」を意味する語であり、CGS単位系においてはの標準単位である。この語は「強さ」や「力」を表すギリシャ語の''dynamis''に由来する。新採用の技術者にダインが力の単位であることを聞かされたチクリッツは、ヨーヨー玩具を手掛けた会社の慎ましいスタートを象徴させるともに、力、企業心、工学技術、徹底した個人主義を盛り込むことを願って、社名を「ヨーヨーダイン」と名付けた。
この名称はピンチョンが『競売ナンバー49の叫び』を書く数年前に創業されたハイテク企業であるテレダイン社、テラダイン社、主に推進システムなどを製造する航空宇宙会社であるロケットダイン社などを連想させるものとなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヨーヨーダイン」の詳細全文を読む



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