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ヨーロッパトラザメ
ヨーロッパトラザメ はトラザメ属に属するサメの一種。北東大西洋、深度20-60mの沿岸の岩礁域や藻場で見られる。最大1.6mになり、頑丈な体と幅広い頭部を持つ。背鰭は丸く、体の後方にある。近縁種のハナカケトラザメと似ているが、本種は前鼻弁が口に達しないことで区別できる。 夜行性で、日中は岩穴に潜む。底生の捕食者で、硬骨魚・甲殻類・頭足類などを食べる。卵生で、雌は3-10月に厚い卵殻を持った卵を2個ずつ産む。孵化には7-12ヶ月かかる。ヨーロッパでは食用とされ、様々な名で販売される。皮もやすりとして利用されていた。地中海では個体数が減少しており、IUCNは保全状況を準絶滅危惧としている。 == 分類 ==
カール・フォン・リンネにより1758年の『自然の体系』第10版において記載された。この時の学名は''Squalus stellaris'' で、種小名はラテン語で"星のような"を意味する。タイプ標本は指定されなかった。1973年、Stewart Springerは本種を''Scyliorhinus'' 属に移した〔''Squalus stellaris'' . (2007). ''Catalog of Fishes''. California Academy of Sciences. Retrieved on July 24, 2009.〕。英名"nursehound"は英国の漁師の古い迷信に由来し、本種が他の小型トラザメの看護をすると考えられていたことによる。"huss"は"nurse"の変形によるものだと考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヨーロッパトラザメ」の詳細全文を読む
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