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欧州統合[おうしゅうとうごう]
欧州統合(おうしゅうとうごう)とは、ヨーロッパの全部または一部の国による政治的、法的、経済的、あるいは社会的、文化的な統合の経緯。現代において欧州統合はおもに欧州連合や欧州評議会を通じて進められている。 == 歴史 == ヨーロッパ諸国の統合構想を最初に示したのはリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーであり、1923年には ''Pan-Europa'' と題した声明文を起草している。クーデンホーフ=カレルギーの構想はアリスティード・ブリアンに影響を与え、1929年9月8日に国際連盟でヨーロッパの統合に賛成する演説を行い、1930年には当時のフランス政府に対して ''Memorandum sur l'organisation d'un régime d'Union Fédérale Européenne''(日本語仮訳:ヨーロッパの連邦的統合体体制を構築する覚書)を著し、この政府はヨーロッパで初めて統合の理念を正式に採択した。 第二次世界大戦が終結すると西ヨーロッパでは統合の政治的機運が高まり、この情勢はヨーロッパ大陸を荒廃させた極端なナショナリズムからの脱出であると捉えられている。ウィンストン・チャーチルは1946年9月19日にチューリッヒ大学で行なった演説でヨーロッパ合衆国の創設を訴えた〔。ただしあまり指摘されることがないが、この演説でチャーチル自身はイギリスをヨーロッパ合衆国に含めていない考えを示している。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 European integration 」があります。
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