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ライトアップ()とは、夜間に歴史的建造物、モニュメント、タワー、樹木などを投光器などの機器や発光ダイオード(LED照明)などを用いて照明することで夜間景観を演出するもの〔日本建築学会編 『建築学用語辞典 第2版 普及版』岩波書店 p.753 1999年〕〔『建築大辞典 第2版 普及版』彰国社 p.1712 1993年〕。 街路灯などのように周囲を明るくするのではなく、対象物に効果的に光を当てることによって美しく浮かび上がらせることを目的としている。反対語は「ライトダウン」で、こちらは都市の照明を極力落とす事で夜空の星などを楽しむこと。和製英語であり、英語では be動詞 + illuminated などと表現される。また、フラッドライトが使用される事が多いため、floodlighting、architectural floodlightingなどとも表現される。 == 概要 == 都市空間の様々な場所でライトアップが施されると、その都市の魅力につながり都市ぐるみの計画的なライトアップは「都市照明」とも呼ばれる。 日本における建造物ライトアップは、1963年に竣工した神戸ポートタワーから広まったとされる。オイルショックの影響による停滞期を経て、石井幹子による東京タワーライトアップ(1989年)の頃より盛んになり、夜間の都市景観を形作る文化として定着するようになった。近年は、フランスのパトリス・ワルネルにより生み出されたライトアップ芸術であるクロモリットが2001年に神戸旧居留地エリアで披露されるなど、祭典などで都市ぐるみの計画的なライトアップも施されるようになった。 人工物でなく、自然環境に対して行う例もあり、ナイアガラの滝では100年ほどの歴史がある。また、花見や紅葉の名所でもおこなわれる例がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ライトアップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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