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ライトカラー : ウィキペディア日本語版
ライトカラー

ライトカラー日本競走馬繁殖牝馬1989年に行われた第50回優駿牝馬(オークス)の優勝馬である。主戦騎手田島良保
馬齢は当時の表記(数え年)で統一する。
== 戦績 ==
1988年8月6日函館競馬場新馬戦柴田光陽を背にデビュー。7頭立ての7番人気と人気はまったく無かったが、2着に4馬身差をつけて勝ち上がると、続くオープン特別のクローバー賞も制し連勝を飾った。重賞初挑戦となった函館3歳ステークスこそ逃げるサザンビーナスにアタマ差及ばなかったものの、クラシック候補の大器との評価を得た。レース後放牧に出され、休養に入ることとなった。
休み明け初戦となったのは、年が明けてのシンザン記念笠松から無敗で中央に転入してきたアオミキャップに次ぐ2番人気に推されたが、直線で伸びを欠きファンドリポポの4着。続くエルフィンステークスもシャダイカグラから5馬身差と大きく離された2着に終わり、同世代の牝馬に続けて水をあけられる形となった。この後は、トライアルを回避して桜花賞に直行。鞍上には、柴田の引退に伴い、田島良保を迎えたが、中団のまま8着といいところなく敗れる。続いてトライアルの4歳牝馬特別に出走。距離延長は歓迎材料と見られ2番人気に推されるも、先行して失速。結果は5着と優駿牝馬の優先出走権を獲得するのが精一杯だった。
4歳となってからのレースぶりや、桜花賞から直線で右側にヨレるという悪癖も見せていたことから、本番の優駿牝馬では、桜花賞優勝馬シャダイカグラが一本かぶりの人気を集めるなか、10番人気という評価。関係者さえ勝利は期待していなかった。レースは、最初の1,000メートルの通過タイムが60秒2と淀みの無い流れで展開。ライトカラーはシャダイカグラをマークする形で中団に位置し、距離のロスの無い内々をキープした。直線では右にヨレてもいいように大外に持ち出したが、「信じられないくらいまっすぐに走った」と鞍上の田島が語ったように大一番での集中力を発揮し、粘るシャダイカグラとの追い比べをクビ差制した。騎手調教師共に初の優駿牝馬制覇だった。
秋は、優駿牝馬での大駆けで燃え尽きたかのようなレースが続いた。始動戦となったサファイヤステークスは、リリーズブーケの5着。1戦使っての上積みが期待されたローズステークスもシャダイカグラの8着と、2戦続けて追い込みが不発で、勝ち馬から大きく離されての敗戦を喫した。牝馬三冠最終戦のエリザベス女王杯は、優駿牝馬を制していながら7番人気に甘んじたが、またも追い込み不発に終わりサンドピアリスの8着と、低評価を覆すことはできなかった。
この後脚部不安を発症し、長期休養を余儀なくされた。復帰戦となったのは翌1990年スワンステークス。約1年ぶりのレースで12着という結果に終わると、そのまま引退することとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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