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国家保安本部[こっかほあんほんぶ]
国家保安本部(こっかほあんほんぶ、、略号:RSHA)は、ナチス・ドイツの親衛隊(SS)組織の中の12ある本部(Hauptamt)の一つで、ドイツ本国およびドイツ占領地の敵性分子を諜報・摘発・排除する政治警察機構の司令塔である。英語では(Reich Main Security OfficeまたはReich Security Main Office)と訳されている。 == 概要 == 1933年1月にナチス党が政権を獲得した後、政権基盤を強化するためにハインリヒ・ヒムラーは反体制派を封じ込めることが必要であると考え、警察組織の中央集権が不可欠であることを認識していた。1936年に警察組織を親衛隊に吸収し、1939年に彼の右腕ラインハルト・ハイドリヒは親衛隊情報部 (SD) と国家機関の秘密警察局と刑事警察局を親衛隊の国家保安本部の傘の下にまとめ、全国的な国民監視機構を完成させた。 これは第二次世界大戦の進展と共にポーランド総督領、ヨーロッパおよびソ連占領地区にも強権を執行し、恐怖支配の尖兵となった。特にゲシュタポはレジスタンスの弾圧、スパイ摘発、ユダヤ人の狩り立てに大きな役割を果たし、上位組織である国家保安本部以上に悪名高い存在となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国家保安本部」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 SS-Reichssicherheitshauptamt 」があります。
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