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ライム : ウィキペディア日本語版
ライム

ライム (Lime) とは、柑橘類の一種。樹木としてはインドからミャンマーマレーシア一帯の熱帯地域を原産とする低木。果実としてはライムの木の実である。
(なお、英語では石灰を意味する単語も別語源ながら同一綴りの lime であり、注意を要する。ライムライトなどのライムは果実のライムではなく石灰を意味する)
== 概要 ==
ライムの果実はレモンに似ているが、レモンと比べると乳頭と呼ばれる先端の突起が小さく若干小振りである。レモンよりやや小さいタヒチライム、ペルシアライム(Citrus latifolia)と、さらに果実が一回り小さいメキシカンライム、キーライム(Citrus aurantiifolia)と大きく分けて2種類ある(尚、メキシコでもタヒチライムが栽培されており、日本に輸入されているメキシコ産のライムがメキシカンライムとは限らない)。
日本国内でも苗が流通するが、耐寒性の強いタヒチライムの方が栽培しやすい(品種名が無い場合は専らタヒチライムと思われる)。
茎にはトゲがあり、葉には小さい翼葉が付いている。花は蕾も開花後も白く、レモンの花の様に赤みを帯びない。
タヒチライムは四季咲き性が強いが、3倍体で種が殆ど出来ないためか、大量に花が咲く割には結実率が非常に低く不安定であり、幼果の時に落ちやすい。各地の農業試験場の研究で、ジベレリン酸(GA剤)散布が結実率の向上に有効だと判明しているが、現在のところ農薬登録が無い。
英語でLime greenとは、ライムの皮の色の黄緑色を意味する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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