翻訳と辞書 |
ライム・グローヴ・スタジオ : ウィキペディア日本語版 | ライム・グローブ・スタジオ ライム・グローブ・スタジオ (Lime Grove Studios) は、かつてロンドン西部のシェパーズ・ブッシュ(ハマースミスの北隣)にあった撮影スタジオ。1915年にフランスの大手映画会社ゴーモンが、ライム・グローブ (Lime Grove) という通りに映画スタジオを中心とする施設を建て、「グレート・ブリテンで最も優れたスタジオでありこの国で初めて映画製作の専用施設として建てられた建物」と宣伝したものである。1949年から1991年までの期間には、この施設はBBCによって使用された。
== ゴーモン・ブリティッシュ映画社 == 1922年、イシドア・オストラー (Isidore Ostrer) が、その兄弟マーク (Mark) とモーリス (Maurice) とともにゴーモン・ブリティッシュの経営権を親会社であるフランス法人から獲得した。1932年、ライム・グローブ・スタジオの大規模な改修が完成し、当時としては最高水準の設備を備えたスタジオ施設が誕生した。新装なったスタジオで最初に制作された映画はウォルター・フォード (Walter Forde) 監督のサスペンス映画『南欧横断列車510 (''Rome Express'')』で、この映画はイギリスの発声映画(トーキー)としては初めて、アメリカ合衆国において批評においても高く評価され、商業的にも成功した作品となった。米国ではユニバーサル・ピクチャーズが、この作品を配給した。 ライム・グローブ・スタジオは、ゴーモン・ブリティッシュの下で繁栄し、同社や、姉妹会社であったゲインズボロ映画の作品多数がこのスタジオで制作されたが〔、1941年にランク・オーガニゼーション (Rank Organisation) に会社ごと買収され、「イーリング・コメディ (Ealing Comedies)」と称されたイーリング・スタジオを中心に制作された多数のコメディ映画の撮影にもしばしば使用されるようになった。1945年の映画『妖婦 (''The Wicked Lady'')』も、この時期にライム・グローブ・スタジオで撮影された作品である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ライム・グローブ・スタジオ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lime Grove Studios 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|