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ラウール・カストロ : ウィキペディア日本語版
ラウル・カストロ

ラウル・モデスト・カストロ・ルス(, 1931年6月3日 - )は、キューバ政治家軍人革命家。兄のフィデル・カストロとともにキューバ革命を指導した。
革命後は、同国の最高指導者となったフィデルの後継者として、革命軍事相(国防相)、キューバ共和国国家評議会第一副議長、閣僚評議会第一副議長、キューバ共産党中央委員会第二書記などを歴任したのち、2008年2月24日、フィデルの退任に伴い、国家評議会議長国家元首)兼閣僚評議会議長首相)に就任。
現在の肩書は、キューバ共和国国家評議会議長、閣僚評議会議長、キューバ革命軍最高司令官、キューバ共産党中央委員会委員、同中央委員会第一書記、政治局員、人民権力全国会議(国会)代議員。
== 生い立ち ==
ビランにて、ガリシア人移民の父と、ガリシア人を祖先に持つキューバ人の母リナ・ルスとの間にて、男兄弟3人の末っ子として生まれる。フィデルとラウルには、兄弟のほかに4人の女姉妹(その内の1人にフアニータ・カストロがいる)、そして片方の親が違う兄弟が2人いる。
幼少期は兄フィデルと共にハバナの私立小学校コレヒオ・ベレンなどのイエズス会学校で教育を受け、ハバナ大学では社会科学を専攻した。成績優秀だったフィデルに比べ、ラウルは平凡な学生だったという〔
〕。
革命以前から社会主義政党であるキューバ人民党に入党するなど、兄のフィデルよりも当初から共産主義に傾倒していたとされ、学生時代にはフィデルと共に積極的に学生運動に参加していた。また、1953年には、ヨーロッパを旅行中に、KGBのと接触している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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