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ラクダムシ : ウィキペディア日本語版
ラクダムシ亜目[らくだむしあめ]

ラクダムシ亜目(駱駝虫亜目、Raphidiodea)は広義のアミメカゲロウ目(脈翅目、Neuroptera)に属す昆虫の一群。広義のアミメカゲロウ目をアミメカゲロウ上目(脈翅上目、Neuropterida)とする場合、またその他の亜目と別系統とする場合には、ラクダムシ目(Raphidioptera)とする。
完全変態肉食性。体は細長く、幼虫成虫に比べて扁平。幼虫は陸生で、森林の樹皮の隙間などに棲む。ラクダムシという和名は、成虫の頚が長く、中胸が膨れている点がラクダを思わせることによる。ユーラシア周辺、北アフリカ、北アメリカ西部に生息する。
現生種は210種ほど。

== 形態・生態 ==

成虫では前胸部が長く伸びるが、前脚は通常の形態で、カマキリモドキのように変形することはない。口器は強力で、あまり特殊化しない。複眼は大きく、単眼を持つ種もいる。雌は長い産卵管を持ち、木材や腐朽材に産卵する。翅は前後ともほぼ同じ大きさで、翅脈は原始的でを持つ。
幼虫は大きな頭部と突き出した大顎を持つ。頭部と胸部の第1節は硬化するが、それ以外の部位は柔らかい。脚は3対で腹脚はないが、腹端には吸着器官がある〔。
終齢幼虫は蛹室を作るが、繭は作らない。蛹は幼虫と同じように歩くことができ、羽化前には蛹室を離れることが多い。幼虫から成虫までは2年ほどかかる〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラクダムシ亜目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Snakefly 」があります。



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