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沖大東島[おきだいとうじま]
沖大東島(おきだいとうじま)は、大東諸島の島である。別名ラサ島(ラサとう、Rasa Island)。「ラサ」とは、ラテン語で「平坦な」という意味の rasa に由来。行政区画は、全島が沖縄県島尻郡北大東村に属する。住所は郵便番号 901-3900、沖縄県島尻郡北大東村大字ラサ。沖ノ鳥島から一番近い島でもある。 == 地理 == 那覇市の南東408km、南大東島の南約150kmの太平洋上にあるハマグリ状の隆起珊瑚礁の無人島。周囲は珊瑚礁に囲まれている。北大東島や南大東島によく似た地形だが、これらの島に見られる中心部の盆地状の起伏は見られず、沿岸は岩礁で囲まれている。島のほとんどが鳥の糞と珊瑚の石灰質とが化学変化してできた糞化石質燐鉱石(グアノ)からなる。そのため、衛星写真もしくは航空写真を見ると地表が白く見える。 南大東島や北大東島と異なり、ラサ工業が国から本島の払い下げを受けた1937年以来、一貫して同社の私有地である。沖縄返還時には誤って国有地とされてしまったが、翌年にはラサ工業の所有権が確認された。1970年代には、ラサ工業による再開発計画もあり、残存しているとされる燐鉱石を採掘しつつ、島内に石油備蓄基地を設ける計画もあったが、空対地爆撃射撃場(後述)が返還されないこと、燐鉱埋蔵量が不透明などといった理由から消滅している。1980年には燐鉱床の探鉱が行われ、燐鉱石が約300万t残存していることが確認されたが、ラサ工業は1983年に燐酸肥料を含む化学肥料事業から撤退した。全島がラサ工業の所有であり、また在日米軍の沖大東島射爆撃場として利用されていることから、本島に一般人が上陸することはできない。 かつて大日本帝国海軍の気象台があり、1945年に空襲で焼失するまで、日本の台風観測上重要な位置を占めていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「沖大東島」の詳細全文を読む
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