翻訳と辞書
Words near each other
・ ラスク郡 (テキサス州)
・ ラスケンドル
・ ラスケーラ
・ ラスゲアード
・ ラスコバ
・ ラスコワ
・ ラスコヴァ
・ ラスコー
・ ラスコーリニキ
・ ラスコーヴァ
ラスコー洞窟
・ ラスコー洞窟壁画
・ ラスズロ・セプシ
・ ラスタ
・ ラスタ (航空機)
・ ラスタとんねるず
・ ラスタとんねるず'94
・ ラスタイメージ
・ ラスタスキャン
・ ラスタバナナ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ラスコー洞窟 : ウィキペディア日本語版
ラスコー洞窟[らすこーどうくつ]

ラスコー洞窟(ラスコーどうくつ、)は、フランスの西南部ドルドーニュ県ヴェゼール渓谷モンティニャック村の近郊に位置する洞窟である。先史時代(オーリニャック文化)の洞窟壁画で有名である。
ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ先史時代(フランコ・カンタブリア美術)の美術作品である。これは1940年9月、ラスコー洞窟近くで遊んでいた近くの村の子供たちによって発見された〔「1940年に少年4人によって発見され...」 〕。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画が集中している大空間などがいくつかある。洞窟の側面と天井面(つまり洞窟の上半部一帯)には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしか・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点もあった。これらは15,000年前の旧石器時代後期のクロマニョン人によって描かれていた。
材料として、赤土・木炭を獣脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒・赤・黄・茶・褐色の顔料を作っていた。顔料はくぼんだ石等に貯蔵して、こけ、動物の毛、木の枝をブラシがわりに、または指を使いながら壁画を塗って描いたと考えられる。この壁画には、古い絵の上に新しい絵が重ねて描いてある。絵画の空間としてはあまり意識せずに描いてある。
無数の壁画がある内の1つ、黒い牛の絵の角に遠近法が用いられている。手前の角が長く描かれ、奥の角は手前の角より短く描かれている。そのほかの人・動物にも、遠近法が用いられている。
かつては大勢の観客を洞窟内に受け入れていたが、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化したため、1963年以降から、壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟は閉鎖された。現在は壁画修復が進む一方、一日に数名ごとの研究者らに応募させ入場・鑑賞させているほかは、ラスコーの壁画は非公開とされている。
オリジナルの洞窟の近くにレプリカの洞窟「ラスコー2」が1983年に作られており、こちらは一般見学が可能である。この他、遠隔地での展示が可能な「ラスコー3」が作られており〔、また2015年現在新たなレプリカ洞窟「ラスコー4」が計画されている。
== ギャラリー ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラスコー洞窟」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.