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ラステリ手術()とはイタリアの心臓外科医ジャンカルロ・ラステリ(Giancarlo Rastelli)により創始された心臓外科における開心術の一つで、左室流出路狭窄、心室中隔欠損を伴う完全大血管転位症3型に対する手術として行われた。その後、肺動脈弁閉鎖症兼心室中隔欠損症や総動脈幹症など右室流出路が無いかもしくは機能していない症例に対し、右室・肺動脈間に血流路を作成する手術を総じてラステリ手術と呼ぶようになった。肺動脈もしくは大動脈のホモグラフト(homograft)を使用するか、あるいはホモグラフトのドナーが不足している日本では肺動脈弁の人工弁付き人工血管、または体格の小さな患児では大動脈弁用の人工弁などを使用する〔Kirklin/Barratt-Boyes Cardiac Surgery, 4th Edition, p.1894〕。 == 適応 == ラステリ手術は以下の様な先天性心疾患・病態に対する手術として行われる。 #完全大血管転位症(complete TGA), ''または'' 大動脈騎乗, ''または'' 両大血管右室起始症(DORV); ''かつ'' #心房中隔欠損症 (VSD); ''かつ'' #右室流出路狭窄 (RVOTO): :: *肺動脈弁閉鎖症; ''または'' :: *肺動脈弁狭窄症; ''または'' :: *肺動脈漏斗部狭窄'かつ'' #心房中隔欠損症 (VSD); ''かつ'' #右室流出路狭窄 (RVOTO): :: *肺動脈弁閉鎖症; ''または'' :: *肺動脈弁狭窄症; ''または'' :: *肺動脈漏斗部狭窄' #心房中隔欠損症 (VSD); ''かつ'' #右室流出路狭窄 (RVOTO): :: *肺動脈弁閉鎖症; ''または'' :: *肺動脈弁狭窄症; ''または'' :: *肺動脈漏斗部狭窄'かつ'' #右室流出路狭窄 (RVOTO): :: *肺動脈弁閉鎖症; ''または'' :: *肺動脈弁狭窄症; ''または'' :: *肺動脈漏斗部狭窄' #右室流出路狭窄 (RVOTO): :: *肺動脈弁閉鎖症; ''または'' :: *肺動脈弁狭窄症; ''または'' :: *肺動脈漏斗部狭窄 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラステリ手術」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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