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ラッサ熱 : ウィキペディア日本語版
ラッサ熱[らっさねつ]

ラッサ熱(らっさねつ、Lassa fever)は病名出血熱のひとつ。アレナウイルス科ラッサウイルスによる。マストミス(''Mastomys natalensis'',en:Natal Multimammate Mouse)とよばれる齧歯類が自然宿主である。感染者のおよそ80%が軽症であるが、約20%が重症となり致死率は感染者の1~2%程度。毎年10万人以上が感染し、5000人程度が死亡している。妊婦は重症化し易く、胎内死亡、流早産を起こしやすい。
== 歴史 ==
1969年ナイジェリアのラッサ村にて最初の患者が発生。1970年代ウイルスが分離され、村名にちなんでラッサウイルスと命名された〔感染症の話 ラッサ熱 〕。その後、サハラ以南西アフリカの国であるナイジェリアリベリアセネガルギニアシエラレオネ等で毎年流行し、特に雨期より乾期に流行することが多い。この地域での年間死者数は約5000人。
日本では1987年にシエラレオネからの帰国者が発症している〔ウイルス性出血熱 森川茂(国立感染症研究所 ウイルス第一部第一室) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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