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ラド (rad) は、CGS単位系における吸収線量(吸収した放射線の総量)の単位である。radは「」または「」の略である。 1ラドは、物質1キログラム (kg) あたり0.01ジュール (J) のエネルギーを吸収したときの吸収線量と定義される。国際単位系 (SI) では、1 rad = 0.01グレイ (Gy) = 0.01ジュール毎キログラム (J/kg) となる。CGS単位系で表すと、1 rad = 100エルグ毎グラム (erg/g) である(固有の単位名称はない)。 SI(MKS単位系)でもCGS単位系でも半端な係数が現れるのは、ネズミを殺すのに必要なX線の吸収線量として定義されたからである。1918年に S. Russ が定義した。しかし、実際にネズミを殺すには1 rad ではまったく足りない。 日常的に浴びる線量としては量が大きいため、ミリラド (mrad) やマイクロラド (µrad) がよく使われる。ただしSI単位のグレイはラドよりもさらに大きい。 ==関連項目== *レム *レントゲン (単位) es:Dosis absorbida#Unidades antiguas 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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