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ラピテース ラピテース()、あるいはラピトス()は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラピテスとも表記される。主にラピテース族の名祖のほか、数人が知られている。 == ラピテース族の名祖 == このラピテースは、テッサリアーの河神ペーネイオスの娘スティルベーとアポローンの子で、ケンタウロスと兄弟〔シケリアのディオドロス、4巻96・1。〕。一説にはアイネウスという兄弟もいた〔高津『辞典』、p.108b、137a。〕。エウリュノモスの娘オルシノメーとの間にポルバース、ペリパースを〔シケリアのディオドロス、4巻96・2。〕、また一説に母スティルベーとの間にトリオパースをもうけた〔シケリアのディオドロス、5巻61・3。〕。 ラピテース族はラピテースに由来し、ラピテースはペーネイオス河流域を支配し、2人の子ポルバース、ペリパースもラピテースの後を継いだ。しかしポルバースは後にエーリス地方に去り〔、一説によるとポロバースにアウゲイアースとアクトールが生まれた。一方、ペリパースにはアンティオーンという子供があり、アンティオーンからイクシーオーンが生まれたという〔シケリアのディオドロス、4巻96・3。〕。 ポルバースがラピテースの子であることはパウサニアスも述べている〔パウサニアス、5巻1・11。〕。またアンティオーンがイクシーオーンの父であることはアイスキュロスが現存しない悲劇『イクシーオーン』の中で述べたといわれている〔ピンダロス『ピュティア祝勝歌』第2歌40への古註b。ロドスのアポローニオス、3巻62への古註。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラピテース」の詳細全文を読む
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