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ラフクエスト (''Rough Quest'') はイギリスで生産、アイルランドおよびイギリスで調教された競走馬。1996年のグランドナショナルに優勝した。 == 戦績 == デビューしたのはアイルランドで1991年1月に行われたナショナルハントフラットレース。2戦したあとにイギリスに移った。ここでノービスチェイスを連勝して1992年のG1サンアライアンスチェイスに出走したが、ミネホーマの4着に敗れる。その後の数年は善戦するものの勝ちきれないレースが続いたが、1995年3月のナショナルハントチェイスで優勝すると続くG2競走でもトップハンデで優勝する。 そして1995/1996シーズンはヘネシーコニャックゴールドカップを2着、G3レーシングポストチェイスで優勝するなど大レースで活躍し、チェルトナムゴールドカップに向かう。ここでは10頭立ての5番人気という評価だったが、道中他馬の落馬の不利を受けながらも後方から脚を伸ばし、優勝したインペリアルコールから4馬身差の2着に健闘した。 その2週間後にラフクエストはグランドナショナルに出走した。ハンデは10ストーン7ポンド(約66.7キログラム)となり、単勝8倍の1番人気に推された。レースでは中段の外を追走し、2周目の後半からじょじょに進出、そして最後の直線で先頭に立っていたアンコールアンプーをかわして優勝した。勝ちタイムは9分0秒8。出走馬27頭中17頭が完走した。1番人気の優勝は1982年のグリッター以来14年ぶりのことだった。 翌1996/1997シーズンは12月のキングジョージ6世チェイスで2着となったあとに故障により残りのシーズンを休養し、1997/1998シーズンはチェルトナムゴールドカップで転倒、グランドナショナルも11ストーン4ポンド(約71.7キログラム)で出走したが完走することはできなかった。1999年はグランドナショナルに出走せずに同じコースを使用するフォックスハンターチェイスに出走して転倒により競走中止。これを最後に引退した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラフクエスト」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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