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ラフマジュン : ウィキペディア日本語版
エスフィーハ

スフィーハ()エスフィーハ()は、小麦粉を用いたパン料理総菜パンの一種。エスフィハなどとも呼ばれる。
== 中東のスフィーハ ==

生地の上に羊肉と刻みタマネギから成る具をのせたピザのような形で、シリアレバノンパレスチナトルコアルメニアイラクなどで食べられている。アラビア語では「肉とパン生地」という意味のラハム・ビ=アジーン(لحم بعجين)とも呼ばれる。
トルコ語では、アラビア語の翻字であるラフマジュンlahmacun)として知られ、アルメニア語ではラフマジュン(լահմաջուն)、ラフマジョ(լահմաջո)またはミッサハツ(Missahats)と呼ばれる。
肉とタマネギの他にトマトが入ることが多く、シリアやレバノンではこれにザクロの実やザクロのシロップ松の実が加わることがある。トウガラシニンニクレモン汁、パセリミントオールスパイスシナモンヨーグルトが入るスフィーハもよく見られる。パレスチナのベツレヘムでは具にタヒーナゴマペースト、)が入る〔Nasser ''Classic Palestinian Cuisine''、156頁〕。
トルコのラフマジュンは南東アナトリア地方の料理として知られるが、トルコ全土で親しまれており、家庭で焼くよりもケバブ店で買うものである〔Ozan ''The Sultan's Kitchen''、44頁〕〔Algar ''The Complete Book of Turkish Cooking''、265頁〕。アルメニア人、特にアレッポガズィアンテプの出身者の中では、ラフマジュンに火で焼いたナストウガラシ、トマトをのせてから巻く食べ方が好まれる〔Uvezian ''The Cuisine of Armenia''、301頁〕。
イラクのバグダッドで育ったナワール・ナスラッラーによると、イラクの主要都市でシリア・レバノン風のラハム・ビ=アジーンの人気に火がついたのは1970年代に入ってからだという〔Nasrallah ''Delights from the Garden of Eden: a Cookbook and a History of the Iraqi Cuisine''、82頁〕。
中東では形と具材が変わるとスフィーハとは呼ばない。具が同じでもパン生地を三角形に折ってから焼くとファターイル( Fatayer)と呼称が変わる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エスフィーハ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sfiha 」があります。



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