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ラムダ・ドライバは、賀東招二の小説『フルメタル・パニック!』に登場する架空の兵器である。虚弦斥力場生成システム(きょげんせきりょくばせいせいシステム)とも言われ、使用する者の精神を物理世界に介入させるブラックテクノロジーである。 ラムダ・ドライバによる斥力場は見えないとされているが、アニメでは視聴者に解かるように視覚化されている。 ==概要== 作中では「斥力Λ発生装置」とも表現された〔Λ(ラムダ)は斥力を意味しているが、その由来はアインシュタインの重力場方程式の中に現れる斥力を表す宇宙定数をΛと表記するところから。〕。本作終盤において、虚弦斥力場生成システムという名称は偽装にすぎず、本来の名称は「オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉」という事が明かされた。 一種の精神世界であるオムニ・スフィアは物理世界と相互に干渉しあっており、人間は生身の状態でもオムニ・スフィアを通して分子が揺らぐ程度の干渉を物質に与えている。この干渉反応は脳と全身の神経系によって生じており、これを連鎖的に増幅させることによってより強力な干渉反応を生じさせる装置が、ラムダ・ドライバの本来の姿である。 これを実現するためには使用者の精神パターンをトレースした疑似頭脳および神経系を必要とし、そこに大電力を投入することによってのみ、通常の自然界ではあり得ない干渉反応を引き起こすことが可能となる。従って、使用者の神経系を模すことができない構造のモノにラムダ・ドライバを搭載したとしても、干渉反応を引き起こすことは不可能である。裏を返せば、人型であり極限の集中力が発揮される戦場で生き残ることのできる機械、つまりASにしかラムダ・ドライバを搭載できないということでもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラムダ・ドライバ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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