|
ラルフ・ウォルドマン (''Ralf Waldmann'', 1966年7月14日 - ) は、ドイツ・ハーゲン出身の元オートバイレーサー。ロードレース世界選手権(グランプリ)で活躍した。「ラルフ・ワルドマン(またはヴァルドマン)」と表記、呼称されることも多い。 ==経歴== ドイツ選手権に参戦する傍らグランプリへのスポット参戦を続けた後、から本格的にエントリーを開始、以後順調にキャリアを重ねた。には250ccクラスでマックス・ビアッジと熾烈なチャンピオン争いを展開し、わずか2ポイント差でタイトルを逃しランキング2位となった。にはケニー・ロバーツ率いるチーム・ロバーツに招かれ500ccクラスに挑戦するが、モデナスのマシンの戦闘力の低さは歴然としており、ランキング14位と目立った成績は残せなかった。その翌年には再び250ccクラスにスイッチしてアプリリアのマシンで戦った後、2002年シーズンにグランプリから引退する。 その後2003年に現役復帰を決意し、MotoGPクラスへの参戦を予定していたハリスWCMと契約するが、新たに開発した4ストロークマシンがレギュレーションに合致していないとして出走を認められず、結局ウォルドマンがレースを走ることはなかった。 ウォルドマンの最後の勝利はのイギリスGPであった。ドニントン・パーク・サーキットで行われたこのレースは、レース中に目まぐるしく天候が変わる難しいコンディションとなってレース終盤には完全なウェットの路面となる中、上位を走っていたほとんどのライダーがカットスリックタイヤを選択していたために大きくタイムを落としていたところへレインタイヤを選択していたウォルドマンが10位以下から猛追し、最終ラップの最終コーナーでの大逆転勝利という劇的なものであった。 には、同じく元GPライダーのマーチン・ウィマーと共同で、オートバイメーカーのMZをマレーシアのホン・レオン・グループから買収した。またこの年のイギリスGP250ccクラスのレースには、負傷欠場のウラジミール・レオノフの代役として7年ぶりにグランプリ復帰を果たした。上述の最後の勝利を挙げた舞台で、決勝はまたもウェットコンディションとなった。43歳のウォルドマンは、今回は全ライダー中唯一ドライタイヤを選択するギャンブルに出たものの、結果は転倒リタイヤに終わった〔http://www.motogp.com/ja/news/2009/Waldmann+reflects+on+his+comeback〕。 よりMZは、グランプリ250ccクラス後継のMoto2クラスに参戦を開始した。しかしウォルドマンは運営方法を巡ってウィマーと対立し、シーズン半ばにチームを去った〔http://www.gaskrank.tv/magazin/racing/ralf-waldmann-wirft-hin-so-kann-ich-nicht-arbeiten/〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラルフ・ウォルドマン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ralf Waldmann 」があります。 スポンサード リンク
|