翻訳と辞書
Words near each other
・ ラヴァンデュラ
・ ラヴァント谷線
・ ラヴァンドゥラ
・ ラヴァ・ライト
・ ラヴァースコンチェルト
・ ラヴァース・コンチェルト
・ ラヴァーズ
・ ラヴァーズキス
・ ラヴァーズコンチェルト
・ ラヴァーズソウル
ラヴァーズロック
・ ラヴァーズ・キス
・ ラヴァーズ・コンチェルト
・ ラヴァーズ・コンチェルト (曖昧さ回避)
・ ラヴァーズ・ハイ
・ ラヴァーズ・ロック
・ ラヴァーズ・ロック (ピチカート・ファイヴの曲)
・ ラヴァーズ・ロック (曖昧さ回避)
・ ラヴァーニャ
・ ラヴァーニョ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ラヴァーズロック : ウィキペディア日本語版
ラヴァーズ・ロック

ラヴァーズ・ロック (Lovers rock) はレゲエサブジャンルの一種。歌詞主題は主に恋愛ロマンスであり、甘い質感のあるサウンドを特色とする〔Larkin (1998)〕。1970年代中期のロンドンで誕生した〔。
== 歴史 ==
ラヴァーズ・ロックの起源はケン・ブースアルトン・エリスジョニー・ナッシュジョン・ホルトらが歌い、国際的ヒットとなったロックステディや初期レゲエのラブソングにある〔Thompson (2002)〕。
1970年代に入り、ジャマイカのレゲエ音楽家の間でラスタファリ運動が活発化すると、ジャマイカではメッセージ性の高いプロテストソングが流行し、ラブソングを中心とするスタイルは廃れていった。そして、ラブソング系のスタイルはむしろイギリスのカリブ系移民の間で受け入れられ、独特の発展を遂げていった〔。それはレゲエのベースラインリズムシカゴ・ソウルフィリー・ソウルの滑らかなサウンドの感覚を加えたものであった.〔"Lovers Rock ", allmusic.com, Macrovision Corporation〕〔Barrow, Dalton(2004)〕。
最初のラヴァーズ・ロック楽曲と認識されているのは1975年、ルイーザ・マークが14歳の時に発表したボビー・パーカーキャッチャー・イン・ザ・ライ」のカバーである〔。その他の最初期のラヴァーズ・ロック楽曲はジンジャー・ウィリアムスの「Tenderness」、T・T・ロスの「Last Date」である〔。また、同時期にロンドンの音楽プロデューサーデニス・ハリスは新しいジャンルの名を冠したレーベル「ラヴァーズ・ロック」を立ち上げ、主なミュージシャンにはデニス・ボーヴェルジョン・カパイを起用した〔。
キャロン・ウィーラーらが所属したサウスロンドンのコーラストリオブラウンシュガーは「I'm In Love With a Dreadlocks」や「Black Pride」といった楽曲で「コンシャス・ラヴァーズ」というサブジャンルを開拓した〔。ラヴァーズ・ロックはチキン・ハイファイ、サクセス・サウンド、ソファーノBなどのロンドンのサウンドシステムにおいて頻繁に選曲された〔。
1979年にデニス・ボーヴェルがプロデュースしたジャネット・ケイの「Silly Games」は全英シングルチャート最高2位を記録するヒットとなった〔〔〔。また、マッド・プロフェッサーも1981年にアリワ・レーベルを設立し、デボラ・グラスゴーなど多くのラヴァーズ・ロック作品をプロデュースした。
ラヴァーズロック歌手には女性が多いが、男性ラヴァーズ・ロック歌手も存在し、トレヴァー・ウォルターズハニー・ボーイウィンストン・リーディらが有名である。
イギリスで誕生したラヴァーズ・ロックのスタイルはジャマイカにも波及し、グレゴリー・アイザックスデニス・ブラウンシュガー・マイノットフレディ・マクレガーら多くのジャマイカ人歌手もこのスタイルを取り入れた〔〔。ブラウンの「Money In My Pocket」は1979年に全英シングルチャート最高14位を、マイノットの「グッド・シング・ゴーイング」は1981年に最高4位を獲得するヒット曲となった〔。
1980年代には「ファッション」や「レヴュー」といったレーベルが多くのラヴァーズ・ロック作品を発表した。同レーベルから1986年にレヴューから発表されたボリス・ガーディナー「I Wanna Wake Up With You」は大きなヒットとなった〔。1990年代にはマイク・アンソニーピーター・ハニンゲイルドナ・マリーらがこのジャンルを代表するアーティストとなった〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラヴァーズ・ロック」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lovers rock 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.