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ラ・コンバタント型高速戦闘艇 : ウィキペディア日本語版
ラ・コンバタント型高速戦闘艇[らこんばたんとがたこうそくせんとうてい]

ラ・コンバタント型高速戦闘艇()は、フランス・CMN(Constructions mécaniques de Normandie)社によって開発された高速戦闘艇。世界各国で多くのバージョンが採用されており、通常はミサイル艇として運用される。
== 概要 ==
コンバタント型の設計に当たっては、ドイツの有力メーカーであるリュールセン社の支援を受けた。コンバタント型の初号艇である「ラ・コンバタント」は満載排水量202トンで、1963年に進水した。これは繊維強化プラスチック合板による軽量構造艇で、実験艇としての性格が濃厚であった。
これを製とした''ラ・コンバンタントII型''は、1970年代前半に、ドイツ海軍向けのティーガー級 20隻が建造されたのを皮切りに、相次いで輸出に成功した。また、改良型の''ラ・コンバンタントIII型''もギリシアやチュニジアに輸出されている。一方、より小型の派生型である''ラ・コンバンタントI型''は長らく成約がなかったが、1990年代に入って、湾岸戦争から復興するクウェート海軍に採用され、1998年より就役を開始した。
また、より大型のコルベットとして、BRシリーズとCLシリーズが開発されている。このうち、BRシリーズの70メートル級モデルであるBR70型は、アラブ首長国連邦において、''バイユナ級''として採用される予定である。
; I型
* : (Umm Al Maradim class
; II型
* : ティーガー級(148型)×20隻。現在は全て退役済み
 * : 旧ドイツ海軍ティーガー級を6隻導入。うち4隻をテニエンテ・ウリベ級として再就役。
 * : 旧ドイツ海軍ティーガー級を5隻導入。
 * : 1972年にフランスよりラ・コンバタントII型4隻を導入。
さらに1992年から2000年にかけて、旧ドイツ海軍のティーガー級6隻をラ・コンバタントIIa型として導入。
* : 「ディオスクリア」; 1972年にギリシャ海軍が導入したラ・コンバタントII型のうちの1隻。
南オセチア紛争中の2008年8月13日ポチを占領したロシア連邦軍によって破壊された。
* : ベイル・グラッサ級(Beir Grassa class)×10隻
* : カマン級×12隻
* : パルダマ級×4隻
; III型
* : アンティプロイアロス・ラスコス級(Antiploiarhos Laskos class)×4隻
* : アヤム(Ayam)級×3隻
* : ダムサー(Damsah)級×3隻
* : ラ・ガリテ級(La Galite class)×3隻
; IIIb型
* : カバロウディス(Καβαλούδης)級×6隻
; BR70型
* : ×6隻

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラ・コンバタント型高速戦闘艇」の詳細全文を読む



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