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ラ・フィユ・マル・ガルデ : ウィキペディア日本語版
ラ・フィユ・マル・ガルデ

ラ・フィユ・マル・ガルデ』 (, 「下手に見張られた娘」の意) は、1789年フランスで発表されたバレエ作品。
初演時の題名は 『藁のバレエ、または善と悪は紙一重』()であったが、1791年ロンドンで再演したときから現在の名称になった。
邦題は 『リーズの結婚』 、英国版は 『御しがたい娘』(The Wayward Daughter)、ロシア版は 『無益な用心』()となっている。
== 概要 ==
現存する古典作品としては、「ジゼル」と並び最古のバレエ作品とされる。ジャン・ドーベルヴァルによって振付けられた最初の演出は失われているが、現在ではジョン・ランチベリーによる、フェルディナン・エロルド1828年に作曲した楽譜〔1789年初演時の原曲(フランス民謡や当時の流行歌を編曲したものといわれる)の作曲者は不明である。エロルドは初演時の楽譜を元に、自分で新しい曲を書き加えたり、ロッシーニドニゼッティの楽曲を借用したりしてこの作品を改訂編曲した。〕を編曲したものを元にフレデリック・アシュトンが振付した英国ロイヤル・バレエ団の作品が最も有名で、世界各国で上演され、日本でも牧阿佐美バレヱ団がレパートリーとしている。他にはルートヴィッヒ・ヘルテル作曲マリウス・プティパレフ・イワノフ改訂振付によるロシア版がある。
ここでは上演数の多いアシュトン版を取り上げる。アシュトン版は全二幕構成で、ヒロインの母親を男性が演じたり、「木靴の踊り」「鶏の踊り」などがちりばめられたコミカルな作品となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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