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ラ・ブレア・タールピット : ウィキペディア日本語版 | ラ・ブレア・タールピット
ラ・ブレア・タールピット(La Brea Tar Pits)はアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス市内にある天然アスファルトの池である。その数は100に上り、1915年以降にハンコック公園として保存され、保存に貢献した実業家ジョージ・C・ペイジを記念した博物館にタールピットで発見された動植物や人骨が陳列されている。1963年、National Natural Landmarkに登録された。 == 概要 == この地は、1828年、メキシコ政府の払い下げ地ランチョ・ラ・ブレア(タールの牧場の意)の一部となった〔P.A.セルデン・J.R.ナッズ著、鎮西清高訳『世界の化石遺産 -化石生態系の進化-』 朝倉書店 2009年 144ページ〕。 ブレアとはスペイン語でタールのことで、同じ地名がトリニダード・トバゴにあり、ピッチ湖と呼ばれる世界最大のアスファルト湖がある。現在タールは石炭乾留で出来るコールタールを指し、石油から天然に、あるいは人工的に出来るものをアスファルトと呼ぶ。ラ・ブレアの場合、近くのソルトレイク油田から地下の断層を伝って地表に到達した石油の軽質分が蒸発し、一緒に出てきた水の作用で重質のアスファルトに変化したものである。メタンガスも出るため、ぶくぶくと泉のように湧き出ているのが観察される。カリフォルニア大学の調査でメタンは数百種のバクテリアが石油を分解した結果であるという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラ・ブレア・タールピット」の詳細全文を読む
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