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ラ・メルポメーヌ級水雷艇 : ウィキペディア日本語版 | ラ・メルポメーヌ級水雷艇[らめるぽめーぬきゅうすいらいてい]
ラ・メルポメーヌ級水雷艇()とは、第二次世界大戦中にフランス海軍が運用した水雷艇である。 == 概要 == フランスは1930年にアメリカ・イギリス・日本・イタリアと共にロンドン軍縮会議に出席したが、フランスとイタリアは条件に不満を持っていたため、米英日と違い部分参加にとどまった。 そしてロンドン海軍軍縮条約においては、基準排水量600トン以下の艦艇は規制対象外であることに着目したフランス海軍は、日本海軍の千鳥型水雷艇やイタリア海軍のスピカ級水雷艇と同様に基準排水量600トン以下にまとめた船体に魚雷をはじめとする武装を施した小型艇を建造することで戦力の強化を図ることにした。 主兵装は船体の大きさによる安定性を考慮してか、魚雷発射管は2連装550mm魚雷発射管が1基のみであり、主砲も100mmの単装砲2基だけである。これはほぼ同一の基準排水量を持つ千鳥型(2連装533mm魚雷発射管×2基、127mm砲×3門)やスピカ級(単装450mm魚雷発射管×4基、100mm砲×3門)よりも軽武装である〔千鳥型は船体の大きさに比して過剰なまでの重装備が災いして演習中に転覆事故を起こしており、後の改修で兵装削減を強いられた経緯がある。スピカ級については、元々イタリア海軍が波風穏やかな地中海を主要作戦行動海域としていたこともあり、このような転覆・沈没事故は起こっていない。〕。ただし、海が荒れる嵐天下での航行には危険が伴っていたようで、1940年12月にはイギリス沖で荒天下航行を行っていた「ブランルバ」が沈没事故を起こしている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラ・メルポメーヌ級水雷艇」の詳細全文を読む
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