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ラ・ロシェル包囲戦[らろしぇるほういせん]
ラ・ロシェル包囲戦(フランス語:''Le Siège de La Rochelle''または''Le Grand Siège de La Rochelle'')はフランス国王ルイ13世とユグノー(フランスのプロテスタント)との内戦においてフランス西部のラ・ロシェルで1627年から1628年に行われた戦いである。この包囲戦はフランスのカトリックとプロテスタントとの対立の結果引き起こされ、ルイ13世とカトリックの勝利に終わった。 ==背景==
ユグノー戦争の結果、アンリ4世が発したナント勅令によって、ユグノー(フランスのプロテスタント)には多くの特権が与えられた。ラ・ロシェルはユグノーの自治のもとで彼らの本拠地となった。この地はユグノーの海上勢力の中心であり、中央政府に対する抵抗の拠点ともなっていた〔''Warfare at sea, 1500-1650: maritime conflicts and the transformation of Europe'' by Glete J Staff, Jan Glete Routledge, 2002 ISBN 0203024567 p.178 〕。 1610年にアンリ4世が暗殺され、母后マリー・ド・メディシスの摂政の元でルイ13世が即位すると親カトリック政策に回帰し、プロテスタントの立場は弱まった。この為、ロアン公アンリとその弟のスービーズ公はプロテスタントの抵抗勢力を組織し始め、1621年にユグノーの反乱を引き起こした。ルイ13世はサン=ジャン=ダンジェリを包囲して陥落させ、ラ・ロシェルの封鎖を図ったが、戦況は膠着しモンペリエ協定が結ばれて終わった。 1625年、ロアン公とスービーズ公は再び武装蜂起を起こすが、国王軍によってラ・ロシェル沖合にあるレ島を攻略されてしまう。これらの出来事の後、ルイ13世はユグノーの制圧を望み、宰相リシュリュー枢機卿はユグノー鎮圧こそが王国の最優先課題であると宣言する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラ・ロシェル包囲戦」の詳細全文を読む
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