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ラージ・スパニッシュ・ハウンド : ウィキペディア日本語版
ラージ・スパニッシュ・ハウンド
ラージ・スパニッシュ・ハウンド(英:Lage Spanish Hound)は、スペイン原産のセントハウンド犬種のひとつである。別名はサブエソ・エスパニョール・デ・モンテ(英:Sabueso Espanol de Monte)、スパニッシュ・マウンテン・ハウンド(英:Spanish Mountain Hound)。

== 歴史 ==
生い立ちにはさまざまな説がありはっきりとは確定されていない。説としては紀元前1世紀ごろにフェニキア人がもたらした古いセントハウンドが元になっている説、ベルギーアルデンヌ地方のセント・ヒューバートというセントハウンド犬種をつれてきて改良した説、ガリア人が連れていた古代セントハウンド犬種のガリア・ハウンドが元になった説、フランス中部のセントハウンドを連れてきてそれをもとに作出した説などの仮説が存在する。いずれにせよ、かなり古くから存在している犬種で、確かな記録でも1582年には既に犬種として存在していたことが
書籍に記されている。
主に単独でセントハント(嗅覚猟)を行うのに使われる。獲物は主に大型の哺乳類で、山岳地帯で狩猟を行う。嗅覚で獲物を追跡し、発見すると自分の力で獲物を仕留めた。
一時フランスのセントハウンド犬種と異種交配されたことと、第二次世界大戦の戦禍を大きく被ったことで純血犬の頭数が激減し絶滅の危機に陥ったこともあった。スペイン産セントハウンドの人気も大幅に暴落し、完全に犬種が消滅してしまう危険性も非常に高かったが、アントニオ・ロペス・ミラノという愛好家によって生き残った犬が集められ、保存と戻し交配による復元を根気強く継続することで何とか絶滅の危機を回避することが出来た。以後、少しずつ頭数を回復し、FCIに公認犬種として登録されるまでに至った。
現在も原産国でも珍しい犬種のひとつであることに変わりはないが、ヨーロッパ圏内ではある程度の知名度があり、スペイン以外でも少数だが飼育されている。大半の犬は実猟犬かショードッグとして飼育されており、ペットとして飼育されているものは稀である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラージ・スパニッシュ・ハウンド」の詳細全文を読む



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