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ラーム・イスラエル・エマニュエル(Rahm Israel Emanuel、1959年11月29日-)は、アメリカの民主党の政治家。シカゴ市長。バラク・オバマ政権下で2009年から2010年まで大統領首席補佐官を務める。 1959年イリノイ州シカゴで生まれる。彼の父は、イスラエルのエルサレム出身のユダヤ人小児科医であり、母はシカゴ出身のX線技師。二人は1950年、シカゴで出会った。兄エゼキエルは医者、弟のアリエルは映画会社では有名エージェントである。 1981年にニューヨーク州のサラ・ローレンス大学を卒業し、1985年にはイリノイ州のノースウェスタン大学大学院に入学。 学部在学中には、地元連邦下院議員の選挙にボランティアで参加した事もある。 また、1991年の湾岸戦争では、イスラエル国防軍に民間ボランティアの資格で参加し、イスラエル北部の基地でトラックのブレーキ修理をしていた。つまり、イスラエルとの二重国籍を持った「シオニスト」で、自他共に認める「ユダヤ・ロビー」の一人である、と反ユダヤ的イデオロギーの強い敵対勢力から中傷されることがある。〔この場合「シオニズム、シオニスト」とは、ユダヤ人の民族自決にもとづく国家であるイスラエルを承認せず、殲滅・虐殺を容認するイスラーム世界の用語であり、更にイスラーム・アラブ寄りで、イスラエルを敵視し、イスラエル・ユダヤ文化自体に馴染のない日本の外交・知識人(反ユダヤ主義者を含む)・ジャーナリストの論調に於いては、歴史上・実際上の反ユダヤ的要素・意味合いが強い。〕 エイミー夫人は、結婚直前にユダヤ教に改宗してユダヤ人になったため、現在二人の間にはユダヤ人の一男二女の子供がいる。 彼は、クリントン前大統領の大統領選挙に対する貢献から、1993年から1998年までクリントン政権の政策に関する上級補佐官となった。 毒舌で攻撃的な面があり、クリントン政権時代には同僚から「ランボー」(Rahmbo)とのあだ名がついた程である。また、政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス』に登場するホワイトハウス次席補佐官ジョシュ・ライマンのモデルだとされている。 1998年にホワイトハウスを去った後、2002年まで投資銀行に勤務していた。MBAを持たず、銀行勤務の経験がなかったが、1999年には重役に就任した。 2002年にイリノイ州選出の下院議員となり、2003年から2009年まで、3期6年つとめた。2006年の下院選挙では、選挙対策委員長として、民主党の過半数獲得に尽力。 2009年発足のオバマ政権で大統領首席補佐官に就任後は民主党内をまとめあげ、とくに党内でも反対論の多かった医療保険制度改革法の成立に尽力した。シカゴ市長選に出馬するため、2010年10月2日付で大統領首席補佐官を辞任。 2011年2月22日、55%の得票率でシカゴ市長選挙に勝利。 2011年5月16日、ユダヤ人として初めてシカゴ市長に就任。2015年、4月7日に再選された。 == 出典 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラーム・エマニュエル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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