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リアクタンス()とは、交流回路のインダクタ(コイル)やキャパシタ(コンデンサ)における電圧と電流の比である。 リアクタンスは電気抵抗と同じ次元を持ち、単位としてはオームを持つが、リアクタンスはエネルギーを消費しない擬似的な抵抗である。誘導抵抗、感応抵抗ともいう。 リアクタンスは、電流の微分方程式の1次微分項の係数および1次積分項の係数であり、ずれた位相成分の比率を示す係数である。 ==誘導性リアクタンス== インダクタに交流電源を接続すると、電源電圧とは逆向きの自己誘導起電力が生じる。このとき、インダクタの電圧電流比は (ω:角周波数、''L'':自己インダクタンス) と表され擬似的な抵抗と見なせる。この電圧電流比 を誘導性リアクタンス(inductive reactance)という。 このとき電源電圧の位相はインダクタを流れる電流よりもπ/2rad(90度)進んでいる。 ※レジスタンス成分がなく誘導性リアクタンスのみの理想的なコイルに直流電源を接続した場合、上記式の角周波数が0になるため抵抗が0Ω、つまり短絡状態になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リアクタンス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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