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リカンカブール山 : ウィキペディア日本語版
リカンカブール山[りかんかぶーるさん]

リカンカブール山(リカンカブールさん、)は、チリボリビアとの国境の最南端にある非常に対称性の高い成層火山である。山はボリビアのベルデ湖のちょうど南西にある。火山アタカマ塩原地域の景色を見下ろす。火山の北東斜面の下部3分の2、4,360 mの裾から5,400 mまでの広大な地域はボリビアに属し、残りの上部3分の1を含む火口山頂はチリに属する〔Licancabur in Acme Mapper 〕〔Lago Licancabur in Google Maps 〕。
山頂と火口は全てチリにあり、国境から南西へ1 km強のわずかな距離にある。火口は400 mの幅があり70 x 90 mの火口湖、あって年間のほとんどを氷が覆っている。 世界で最も高い海抜高度にある湖の一つで、-30 °Cの気温になるのにもかかわらず動物プランクトンが生息する。
リカンカブール山の最近の火山活動は、北西と南西の裾野に6 kmも下り伸びる大規模な溶岩流を引き起こし、より古い溶岩流は15kmに到達し火砕流山頂から12 kmの所まで堆積した。大規模なインカ帝国の遺址が山頂にあり、コロンブス以前の登頂の証拠としてだけでなく500から1000年以上の間大きな噴火活動が無かったことを裏付ける。
== 名前の由来 ==
リカンカブールという言葉は、火山を言い表すために(リカンアンタイ族、Likan-antay)が使っていたの名前をカスティーリャ語化したものである。“lican - 人々”、“cabur - 山”を表し、“人々の山”を意味する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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