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リキシャ : ウィキペディア日本語版
人力車[じんりきしゃ]

人力車(じんりきしゃ)とは、人の力で人を輸送するために設計された車。日本では、主に明治から大正昭和初期に移動手段として用いられたが、現在も観光地などで用いられている。人力俥とも表記する。
== 概要 ==
車軸の両側に1つずつ車輪を持ち、上に乗客が座る台座と、或いは雨避けとなる覆いを持ち、台座とつながれた柄を俥夫(しゃふ)が曳いて進むという構造を持つ。手押し車のように後ろから押すことによって進む車もあった。
日本語では、略して人力(じんりき)、力車(りきしゃ)。車夫はまた車力(しゃりき)とも言った。また英語のRickshaw(リクショー)は「リキシャ」を語源とする日本語由来の英単語
人力車に関するの文字はすべてとも表記した。俥の字は本来は中国象棋の名称に使われるだけの漢字であったが、明治以降の日本において中国にそのような漢字があることに気付かずに、人力車を表すために作られた国字の一種である(中国にもともとあった漢字の字体に暗合したものであるので、正確には国字ではない。)。そのため「俥」(くるま)一文字だけで人力車を表している。この他に、明治時代ごろの表記では車編の右上に人を、その下に力を書いた合字を書く例もあった。
人力車には乗客が一人乗りのものや二人乗りのものなどがあるが、日本で普及したのは一人乗りのものが圧倒的に多かった。また車夫は通常1人だが、特に急ぎの場合などは2人以上で引いたり、時には押したり、交代要員の車夫が併走したりすることもあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「人力車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pulled rickshaw 」があります。



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