翻訳と辞書 |
リキャップ
医療におけるリキャップ(recap)は、注射器から一度外したキャップ(蓋)を、使用後の針先に再び装着することである。医療従事者がリキャップをする際に、誤って自分に使用済みの注射針を刺して感染症に感染する、いわゆる針刺し事故が起きやすいことから、リキャップ時の針刺し事故を低減するための取り組みが行われている〔「」 戸塚恭一、『感染症学雑誌』第76巻第10号〕。 == 概要 ==
エイズ治療拠点病院を対象とした1996年-1998年の調査によると、針刺し事故は計11,798件(病床100床あたり4件)発生しており、その発生状況はリキャップ時が26%と最も多く、中でも採血後のリキャップが最多であった〔。 針刺し事故によって患者に使用した後の注射針が刺さると、患者が感染症に感染している場合、血液感染が起こる可能性がある。日本においても、針刺し事故によるC型肝炎ウイルス(HCV)への感染例や、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染し後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症した例が報告されている(ただし、その原因がリキャップであるか否かは特定されていない)〔針刺し損傷/日本の現状 Q&A 日本ベクトン・ディッキンソン〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リキャップ」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|