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リジェ・JS43 : ウィキペディア日本語版
リジェ・JS43[りじぇじぇいえす43]

リジェ・JS43は、リジェチームが1996年シーズンF1参戦に用いたフォーミュラ1カーである。1997年よりプロスト・グランプリへ移行したため、リジェにとって最後のF1マシンとなった。
== 概要 ==
フランク・ダーニーが設計したJS43は、前年に好成績を挙げたJS41の発展型であった。しかしながら、チーム共同オーナーのトム・ウォーキンショーがチーム創始者のギ・リジェと対立しチームを離脱する。代わって元フェラーリチーム代表のチェーザレ・フィオリオがチームの指揮を採った。
ドライバーはチーム在籍3年目になるオリビエ・パニスと、フォルティから移籍したペドロ・ディニスがドライブした。サイドボディにはディニスが持ち込んだパルマラットのスポンサーロゴが描かれた。
チーム体制の混乱にもかかわらず、JS43はシーズンを通してシャシー、エンジン共に開発が続けられた。パニスはシーズンを通してマシンの制動性能に不満を述べたが、乱戦となったモナコGPでは優勝を遂げた。チームの優勝としてはのカナダGP以来のものであった。また、無限ホンダにとっては初の優勝であった。
パニスはハンガリーGPでは5位、ブラジルGPでは6位に入賞、ディニスは6位に2回入賞した。ディニスはアルゼンチンGPでは車両火災からかろうじて逃れている。
チームは結局15ポイントを獲得し、ラストシーズンをコンストラクターズ6位で終えた。1997年2月にはアラン・プロストが新オーナーとなり、プロスト・グランプリとして参戦することが決定した。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リジェ・JS43」の詳細全文を読む



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