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リジル : ウィキペディア日本語版
リジル
リジルRidill)は、北欧神話に登場する武器
シグルズは、自分の養父のレギンに頼まれ、レギンの兄で、兄弟の父フレイズマルを殺して財宝を独占した、ファーヴニルを殺した。
ヴォルスンガ・サガ』によると、シグルズが剣リジルを使ってファーヴニルの心臓を切り取り、レギンがその血を飲んだとされる。
対して、『古エッダ』の『ファーヴニルの言葉』によると、レギンがリジンという剣を使ってファーヴニルの心臓を切り取り、血を飲んだとされる〔『エッダ 古代北欧歌謡集』140頁。「リジン」と表記。〕〔『エッダ/グレティルのサガ』100頁。「リディル」と表記。〕。
出典によってリジル(リジン)を使う人物が異なるが、その後は、レギンの頼みをきいたシグルズが、ファーヴニルの心臓を焼いているうちに、心臓の焼け具合をみるために触れた指を口に入れたところ、彼はシジュウカラのさえずりが理解できるようになり、レギンが自分を殺そうとしていることを悟る。自分の剣グラムでレギンを殺した。
なお、『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によれば、レギンは「レヴィル」という剣を所持していたという〔『「詩語法」訳注』47頁。〕。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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