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リスク ()とは、一般的には、「ある行動に伴って(あるいは行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」と理解されているが、工学や経済学などの分野によって定義はさまざまである。 日本語ではハザード () とともに「危険性」などと訳されることもあるが、ハザードは潜在的に危険の原因となりうるものを指し、リスクは実際にそれが起こって現実の危険となる可能性を組み合わせた概念である。ハザードがあるとしてもそれがまず起こりえないような場合ではリスクは低くなるが、起こる確率は低くても起こった場合の結果が甚大であればリスクは高く見積もられる。 == 概説 == 経済産業省「先進企業から学ぶ事業リスクマネジメント 実践テキスト」〔経済産業省「先進企業から学ぶ事業リスクマネジメント 実践テキスト」〕によれば、リスクの定義は以下の3つの観点で分類できるとしている。 *プラスの影響、マイナスの影響どちら も与えるものである。財務関連のリスクや戦略リスクなど、 一つの行為がプラス・マイナス両方の結果を生む可能性のあるものが対象である場合考えやすい定義。 *リスクとは「組織の収益や損失に影響を与える不確実性」〔 *マイナスに影響をするもののみを言い、 プラスの影響は視野に入れない。いわゆるハザード関連のリスクに使わ れる定義であり、従来より広く使われている。 ただしリターンを増大させるために積極的にリスクテイクする、といった活動に結びつきにくいきらいがある *リスクとは「危害の発生確率及びその危害の程度の組合せ。」〔JIS Z 8051:2004(ISO/IEC Guide 51:1999)「安全側面」〕 *リスクとは「ある事象生起の確からしさと、それによる負の結果の組合せ」〔JIS Z 8115「ディペンダビリティ(信頼性)用語」〕 *マイナスに影響をするもののみを言い、 プラスに影響するものに別の名前(「機会」など)をつける。従来のマイナス方向の影響のみという定義を踏襲しつつ、同時にプラスの影響についても視野に入れ、双方をコントロールすることを前提 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リスク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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