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リステリア症 : ウィキペディア日本語版
リステリア症[りすてりあしょう]
リステリアとはリステリア・モノサイトゲネス''Listeria monocytogenes'' の感染を原因とする疾病の総称。多くの動物にも感染する人獣共通感染症の一種。学名はげっ歯類での感染実験で単球増加が観察されたことにちなむ。1911年には動物に感染することが知られていた。
本稿では主にヒトのリステリア疾病症状についてを解説する。日本では1958年の報告に始まり1970年代前半まで年間数例の散発例がみられていたが、本症に対する関心が高まるにつれ報告数も徐々に増加している。ヒトでは髄膜炎が最も多く、敗血症、胎児敗血症性肉芽腫症、髄膜脳炎を発症する。動物では脳炎のほか敗血症、流産などがある。1980 年代に欧米諸国で生乳、サラダ、ナチュラルチーズなどの食品が感染源となったリステリア症が相次いで報告された〔リステリア・モノサイトゲネス感染症とは 国立感染症研究所 感染症情報センター〕。食品が感染源であることが証明された最初の事例は、1981年カナダコールスローを原因とした集団事例である。米国での発生件数は年間約1000件程度〔リステリア症 メルクマニュアル家庭版〕。
== 原因 ==
グラム陽性運動性無芽胞有莢膜通性嫌気性桿菌であるリステリア属リステリア・モノサイトゲネス''Listeria monocytogenes''の感染を原因とする。本菌は多くの哺乳類、鳥類、昆虫、水、土壌などに自然界に広く分布する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リステリア症」の詳細全文を読む



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